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蜜蜂の徒然雑記帳。うっかりネタバレしてることもあるので要注意。
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映画感想:ザ・マジックアワー

 ザ・マジックアワー

 三谷幸喜の映画作品を見るのは、『みんなのいえ』、『笑の大学』、『有頂天ホテル』に続いて4本目。噂ではこれが最後の映画作品とのことですが、だとしたら非常にもったいない気がします。

■ストーリー
 命懸けで騙し続ける備後くんと、そうとは知らずにギャングの抗争に巻き込まれていく村田さんの友情と感動と爆笑の物語。色んなストーリーが同時進行していた『有頂天ホテル』に比べると、今回はとてもシンプルで、なんとしても村田さんを伝説の殺し屋「デラ富樫」に仕立てたい備後くんと、映画撮影だと信じ込んで本物のギャングと渡り合ってく村田さんに焦点が絞られてます。とは言え、周りの人間一人一人にちゃんと物語があって、無意味な人間はひとりもいないというのは流石の三谷クォリティ。

■演出
 昭和を思わせるレトロな街並みに古風なギャングたち。登場人物の一人が「まるで映画のセットみたい」と言うシーンがあるんですが、この台詞、笑いどころであると同時にこの映画の世界観を如実に表現してるなぁと思います。村田さんだけじゃなくて、皆が皆人生という芝居を演じてるんですね。
 ところでこの映画の笑い所はなんと言っても村田さん。本人は映画撮影のつもりですから、監督(備後くん)からダメだしされれば何度も同じシーンを演じようとするんですよね。でも周りからすれば、「え、なんでこの人3度もナイフ舐めてんの…?」みたいな。その微妙な空気がたまらなく笑えます。
 他には色んな映画の作品のオマージュを随所で見ることが出来ます(といっても私は友達に教えてもらいましたが)。その中でも三谷幸喜自身の作品からもゲストというか…まぁ出てました。あの小さなシーンの為に彼を使うなんてきっと三谷幸喜にしか出来ないだろうな(笑) てか自分の作品大好きすぎです。
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