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honeycomb

蜜蜂の徒然雑記帳。うっかりネタバレしてることもあるので要注意。
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映画感想:ほしのこえ

 ほしのこえ

 とりあえず「個人製作だから」の一言。
 同時収録された『彼女と彼女の猫』にも言えることだけど、新海氏は生き物を描くのが(文字通りの意味で)、苦手なのでしょうか。だってあの猫は……。でも特典映像の予告編『雲のむこう、約束の場所』を見る限りでは、その欠点も払拭されてるようなので期待。
 以下感想。

■構成・演出
 「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」という言葉の通り、宇宙船や戦闘ロボットなど未来型SF的なモノと、バス停に制服に携帯電話といった現代(若干古臭さを感じるかもしれない)が折り重なった世界。地球外生命体との接触で宇宙技術は大幅な進歩をみせたけどそれはまだ発展途上で、宇宙に行けるのは選ばれた人間だけ。しかも帰ってこられる保証は無い、というのが物語の前提。
 どういう訳か国連宇宙軍のメンバーに選ばれてしまった少女と、その少女と心を寄せ合う少年の物語で、引き裂かれる二人を繋ぐのが携帯のメールというのがシュール。でもこの携帯メールという手段がこそが二人の恋人達を身近な存在にして、感情移入を誘うのか…な。多分。日に日にメールの届く時間が長くなり、同時に二人に流れる時間にも決定的なズレが出始めるのが非常に切ないです。でもこれの元ネタって、トップをねら……げふんげふん。野暮な事は言いますまい。

■映像
 背景というか風景が凄く綺麗で、それだけで見て良かったと思える。雲間から差す光とか、雨に煙る世界とか、淡い夕焼けのグラデーションとか。終盤主人公の少女が少年との思い出と一緒に地球の風景を懐かしむシーンがあるんですが、それもこの秀麗な風景に裏打ちされてのことだと思います。そんな訳で、背景は非常に素晴しいです。素晴しいだけに、人物の作画が残念です。残念すぎる。なんであんなにカクカクなんだ。
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