honeycomb
蜜蜂の徒然雑記帳。うっかりネタバレしてることもあるので要注意。
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アニメ感想:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
吐き出しとかないとキャパがオーバーしそうだったので。
いつものようにネタばれ御免なので隠し隠し~
吐き出しとかないとキャパがオーバーしそうだったので。
いつものようにネタばれ御免なので隠し隠し~
■構成・演出
サブタイトルを見れば一目瞭然ですが、実に丹念に1期の流れを踏んでるのが印象的。そしてそれを実に上手く利用してます。まず細かな所から言うと例えば、第1話の「魔神の目覚める日」はまるっきり1期第1話「魔神が生まれた日」のパラレルワールドで、記憶を奪われたルルーシュが感じる何とも言い難い違和感や気持ちの悪さを視聴者にも感じさせ、第12話「ラブアタック!」のラストでは、『雨』『あの日と同じ服装のシャーリー』を配することによって、1期第12話「キョウトからの使者」のラストを連想させる、などなど。かく言う蜜蜂も後者では思わず、うわぁー…となったクチです。次に大きな所だと、【戦力拡大】→【ギアス関連】→【決戦】というのが大まかな流れとして1期、2期に共通し、1期が【黒の騎士団結成】→【マオとの対決】→【東京決戦】ならば、2期は【超合衆国設立】→【シャルル&V.Vとの対決】→【最終決戦】みたいな感じで。
そうして平行していく物語の集大成と言えるのが、最終回「Re;」でした。『パレード』『テロリストの処刑』『先導するオレンジ』――連想するのは1期第4話「その名はゼロ」。『ゼロ』の誕生です。あの時と違うのは、裁かれようとしているテロリストはスザクではなく黒の騎士団の面々であり、絶対的な権力で世界の憎しみを集めるのはシャルルではなくルルーシュであるということ。そしてあの時と同じように、『ゼロ』が奇跡を起こす――。以前1期の感想を書いた時、コードギアスの面白さとして「ルルーシュとスザクの立場の逆転」を挙げました。二人の生い立ちを考えれば立場は逆になるのが自然です。でもこの最終回でついに、『悪逆皇帝ルルーシュ』と『正義を行うゼロ=スザク』というある意味自然な形へと立場が逆転するのです。
この緻密な脚本、圧倒的な構成には感服いたしました。
■キャラクター
・ルルーシュ
ナナリーの総督就任を期に一皮剥け、ロロの死で覚悟が決まり、Cの世界で自身の本当の望みが何かを知る。そんな感じに思えました。彼は『世界を壊し、創造する』ということを達成したと同時に、『やっていいのは、やられる覚悟があるヤツだけだ』という信念を貫き通して、『悪徳の華』を演じきった。やはり彼は多くの命を奪いすぎたし、多くの人を欺いた。それが戦争だとしても、個人的な感情は別として、やはり『死』という結末は妥当だったと思う。……それでも個人的にはルルー死んじゃうなんてー!とか思ってしまうのですが。
・スザク
ユフィが死んでしまってからというもの、彼の迷走し続ける姿は切なくて見てられませんでした。けれど自らの手で多くの命を奪った彼は、『どんな汚名を受けようとも、理想の世界を創る』という最初の想いを取り戻しただけではなく、ユフィの為でもギアスの呪いでもなく、自らの信念の為に『生き抜く』ことを望んだ。ルルとは正反対の、けれど根本的には同じ覚悟ですね。ルルに『死』という罰が与えれれたように、彼には『一生ゼロの仮面を被り続ける』という罰が与えられました。以前C.Cが言っていましたが、それはとてもとても重い『仮面(罰)』です。ううっ……くるるぎー
・C.C
良くも悪くも『傍観者』であり『魔女』でしたね。結局誰も彼女の望みは叶えてくれなかった。(あれ、でももう死にたいとは望んでないんだっけ?)彼女はまた世界中を巡って行くんでしょうね。ルルが壊し、創造した世界を。……ところで彼女の本名って結局なんなんですか?
・カレンとオレンジ
この物語の中で数少ない「ブレない人」だったカレン。終盤ルルと袂を分かつことになってしまったのが非常に残念でなりません。最後の最後で「あれはゼロよ」と言い切ってやや挽回しましたが。逆に終盤輝いてたのがオレンジ。1期では単なるネタキャラだと思ってたのに…彼こそ騎士の中の騎士ですね。ルルの命よりルルの信念を尊重するあの姿。最後の「行け、仮面の騎士よ」とかマジ格好過ぎる!
・シャルルとV.Vとマリアンヌ
1期では割とラスボス的な位置づけでしたが、覚悟が決まったルルにとっては最早通過点でしかなかったですね。彼らはギアスの力に溺れ過ぎたし、戦争というある種の現実を描くこの物語にはオカルトはお呼びじゃなかった。てかマリアンヌ様のキャラクターに驚きを隠せない。
・アッシュフォード学園生徒会
と言っても、実際生徒会に残ったのはリヴァルだけでしたが(泣)でもオレンジや玉城と同様、リヴァルも終盤になって輝いたキャラでした。ルルの「普通」の友達、ただそれだけのことがこんなにも貴重であるのが何とも切なくもありますが。シャーリーの死は本当にショックでした。ルルにとっても物語的にも「平穏」の象徴(「平和」の象徴は勿論ナナリー)だったと思うので。まさか死んじゃうなんて。
・ロイドさんとセシルさんとラクシャータさん
言わずと知れたマッドサイエンティストさんたちです。が、誰もが戦争で翻弄される中、彼らだけは常に安定してましたね。元々どこか壊れた人たちだからこそ世界が壊れても自分を見失わない。ある意味安心できる人たちでした。
・新キャラさんたち+α
星刻とかジノとかアーニャとかシュナイゼル殿下とか。いいキャラしてるのに描きこみが足りなくて、結構勿体無かったです。まぁアーニャや殿下はまだマシかもしれません。星刻さんの短命フラグは何の為だったのか!?とか、ジノに至っては何の為に出てきたんですか!?とか。
サブタイトルを見れば一目瞭然ですが、実に丹念に1期の流れを踏んでるのが印象的。そしてそれを実に上手く利用してます。まず細かな所から言うと例えば、第1話の「魔神の目覚める日」はまるっきり1期第1話「魔神が生まれた日」のパラレルワールドで、記憶を奪われたルルーシュが感じる何とも言い難い違和感や気持ちの悪さを視聴者にも感じさせ、第12話「ラブアタック!」のラストでは、『雨』『あの日と同じ服装のシャーリー』を配することによって、1期第12話「キョウトからの使者」のラストを連想させる、などなど。かく言う蜜蜂も後者では思わず、うわぁー…となったクチです。次に大きな所だと、【戦力拡大】→【ギアス関連】→【決戦】というのが大まかな流れとして1期、2期に共通し、1期が【黒の騎士団結成】→【マオとの対決】→【東京決戦】ならば、2期は【超合衆国設立】→【シャルル&V.Vとの対決】→【最終決戦】みたいな感じで。
そうして平行していく物語の集大成と言えるのが、最終回「Re;」でした。『パレード』『テロリストの処刑』『先導するオレンジ』――連想するのは1期第4話「その名はゼロ」。『ゼロ』の誕生です。あの時と違うのは、裁かれようとしているテロリストはスザクではなく黒の騎士団の面々であり、絶対的な権力で世界の憎しみを集めるのはシャルルではなくルルーシュであるということ。そしてあの時と同じように、『ゼロ』が奇跡を起こす――。以前1期の感想を書いた時、コードギアスの面白さとして「ルルーシュとスザクの立場の逆転」を挙げました。二人の生い立ちを考えれば立場は逆になるのが自然です。でもこの最終回でついに、『悪逆皇帝ルルーシュ』と『正義を行うゼロ=スザク』というある意味自然な形へと立場が逆転するのです。
この緻密な脚本、圧倒的な構成には感服いたしました。
■キャラクター
・ルルーシュ
ナナリーの総督就任を期に一皮剥け、ロロの死で覚悟が決まり、Cの世界で自身の本当の望みが何かを知る。そんな感じに思えました。彼は『世界を壊し、創造する』ということを達成したと同時に、『やっていいのは、やられる覚悟があるヤツだけだ』という信念を貫き通して、『悪徳の華』を演じきった。やはり彼は多くの命を奪いすぎたし、多くの人を欺いた。それが戦争だとしても、個人的な感情は別として、やはり『死』という結末は妥当だったと思う。……それでも個人的にはルルー死んじゃうなんてー!とか思ってしまうのですが。
・スザク
ユフィが死んでしまってからというもの、彼の迷走し続ける姿は切なくて見てられませんでした。けれど自らの手で多くの命を奪った彼は、『どんな汚名を受けようとも、理想の世界を創る』という最初の想いを取り戻しただけではなく、ユフィの為でもギアスの呪いでもなく、自らの信念の為に『生き抜く』ことを望んだ。ルルとは正反対の、けれど根本的には同じ覚悟ですね。ルルに『死』という罰が与えれれたように、彼には『一生ゼロの仮面を被り続ける』という罰が与えられました。以前C.Cが言っていましたが、それはとてもとても重い『仮面(罰)』です。ううっ……くるるぎー
・C.C
良くも悪くも『傍観者』であり『魔女』でしたね。結局誰も彼女の望みは叶えてくれなかった。(あれ、でももう死にたいとは望んでないんだっけ?)彼女はまた世界中を巡って行くんでしょうね。ルルが壊し、創造した世界を。……ところで彼女の本名って結局なんなんですか?
・カレンとオレンジ
この物語の中で数少ない「ブレない人」だったカレン。終盤ルルと袂を分かつことになってしまったのが非常に残念でなりません。最後の最後で「あれはゼロよ」と言い切ってやや挽回しましたが。逆に終盤輝いてたのがオレンジ。1期では単なるネタキャラだと思ってたのに…彼こそ騎士の中の騎士ですね。ルルの命よりルルの信念を尊重するあの姿。最後の「行け、仮面の騎士よ」とかマジ格好過ぎる!
・シャルルとV.Vとマリアンヌ
1期では割とラスボス的な位置づけでしたが、覚悟が決まったルルにとっては最早通過点でしかなかったですね。彼らはギアスの力に溺れ過ぎたし、戦争というある種の現実を描くこの物語にはオカルトはお呼びじゃなかった。てかマリアンヌ様のキャラクターに驚きを隠せない。
・アッシュフォード学園生徒会
と言っても、実際生徒会に残ったのはリヴァルだけでしたが(泣)でもオレンジや玉城と同様、リヴァルも終盤になって輝いたキャラでした。ルルの「普通」の友達、ただそれだけのことがこんなにも貴重であるのが何とも切なくもありますが。シャーリーの死は本当にショックでした。ルルにとっても物語的にも「平穏」の象徴(「平和」の象徴は勿論ナナリー)だったと思うので。まさか死んじゃうなんて。
・ロイドさんとセシルさんとラクシャータさん
言わずと知れたマッドサイエンティストさんたちです。が、誰もが戦争で翻弄される中、彼らだけは常に安定してましたね。元々どこか壊れた人たちだからこそ世界が壊れても自分を見失わない。ある意味安心できる人たちでした。
・新キャラさんたち+α
星刻とかジノとかアーニャとかシュナイゼル殿下とか。いいキャラしてるのに描きこみが足りなくて、結構勿体無かったです。まぁアーニャや殿下はまだマシかもしれません。星刻さんの短命フラグは何の為だったのか!?とか、ジノに至っては何の為に出てきたんですか!?とか。
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