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蜜蜂の徒然雑記帳。うっかりネタバレしてることもあるので要注意。
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漫画感想:ARIA

 ARIA(天野こずえ/マッグガーデン/全12巻)

 今更ですがAQUAの方も合わせて感想ー

■あらすじ・設定
 未来の世界の火星が舞台。見習い水先案内人の灯里がプリマを目指す成長物語、かと思いきや実際は一話完結で11巻が出るまではこのままサザエさん化するのではと思ってました。そもそも当初はコミック一冊分の予定だったそうで、作者様としても自らが創り出した理想の街で暮らす灯里たちのほんわかした日常を描きたいと思ってただけみたいです。それがどういう訳か11巻から怒涛の展開を見せ始めます。猫の妖精ケット・シーとの別れがある意味灯里の子供時代の終焉で、その後アリス、藍華が立て続けにプリマになる辺りが止められない時間の流れを表してる。勿論その流れは灯里にも及んでくる、と。

■キャラクター
・灯里
 合理化された地球から来た彼女にとってネオ・ヴェネチアの暮らしはなにもかもが新鮮らしく、日常的に感動し通しの幸せぽけぽけな子。ポエムな台詞と摩訶不思議が口癖な不思議ちゃん。でも彼女見てると自分も何か日常の小さな幸せってやつを探したくなるんだ。

・アリシア
 灯里以上に掴みどころの無い人。他のキャラに固有のエピソードがあったのにアリシアさんには無かった…よね?何を考えてるのか分からなくて、だから最後の最後で見せた涙とか本音とかが色々衝撃だった、です。

・藍華
 一番好きなキャラ。一番等身大の女の子だからだろうな。彼女の気持ちにはうんうんと共感できるし応援したくなる。本当に素敵な女の子です。アルくんとのエピソード可愛すぎます。

・アリス
 大人びてると見せかけて、めっちゃお子様。影のある場所しか踏んじゃいいけない自分ルールには実に覚えがあります。てか今でも時々やってしまう。

・晃&アテナ
 藍華ちゃんとアリスちゃんの先輩。それぞれにあった先輩キャラなのでしょうが、割と放任主義なアリシアさんに比べてこちらは色々指導が入ります。特に晃さんは本当に藍華ちゃんが好きなんだろうなーと。

■その他
 沢山出てくる美少女キャラからキャラ漫画だと思われがちかもだけど、この漫画の真髄は個々のストーリーと世界観にあると思う。実存するヴェネチアをベースにどこか懐かしい風景と摩訶不思議を詰め込まれた世界は、アニメのキャッチじゃないけど、大切なモノを探したくなる。
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