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蜜蜂の徒然雑記帳。うっかりネタバレしてることもあるので要注意。
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映画感想:スカイ・クロラ

 スカイ・クロラ

 押井守監督作品。原作は森博嗣。
 むにゃむにゃわからないにゃーな感想。

■設定
 登場人物の名前が日本人的だったり、新聞が日本語表記だったり、欧州連合とか出てきたり、英語とかポーランド語?とか話す人がいたり。でも架空の世界の物語。飛行機の型を見る限り、技術的には第二次世界大戦期あたりか。

■ストーリー
 「平和な世界」を維持する為に、「ショートしての戦争」が成り立つ世界。これは逆に言えば「戦争」が無いと「平和」を実感できないということを意味していて、映画の放映時期(第二次大戦の終戦期)と合わせてなんと皮肉的だろう。とは言えこの映画の主題はそこには無いように思う。
 戦闘機に乗り戦うのは「キルドレ」と呼ばれる子供達。彼らは殺されない限り永遠に生き続け、「キルドレ」であることの自覚・無自覚に問わずどこか人格が破綻していてそれ故に儚い。いつの時代も人間は「永遠」とう幻想を夢見るが、これは「永遠」つまりは「無常」がもたらす結果、その一例と言えるかもしれない。

■キャラクター
・キルドレ
 永くを生きたクサナギにとって、「死」こそが解放であり変化だった。対するユーヒチは一見何ら変わりのない日常にも僅かな違いがあって、それこそが変化としている。作中この問いかけに対する答えは用意されていない。「死」以外の変化をクサナギに証明しようとしたユーヒチは結局戦死し、だからといって「死」がユーヒチを解放したかと言えばそうではないからである。

・大人
 原作では「キルドレ」の一人である整備士を「大人」にすることによって、上手く傍観者に位置づけている。同時に「キルドレ」つまりは「子供」を見守る(という言葉は当てはまらないかも知れないが)大人という関係にもなっているのが良い。

■その他
 一にも二にも飛行機。飛行機最高。戦闘シーンのアクロバティック、旋回、急降下に急上昇。とにかくカッコ良い。機械の無機質な美しさが表現された良いCG。
 クサナギの声優さんは……下手ではない。下手ではないんだけど。何なんだろう。
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